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Solaris初心者のための初期設定めも

Solaris初心者のための初期設定めも

[カテゴリ:Solaris]

ほら、ボク初心者だから。以下、多分常識と思われるところのいにしゃらいずめも。


ネットワーク設定

/etc/hostname{デバイス名} にhost名を書き、/etc/hosts(/etc/inetr/hostsへのSymLink)にhost名とIPアドレスを記述する。IPv6 I/Fを用意した場合は /etc/hostname6.{デバイス名} をtouchしておけばいい。固定のv6アドレスを追加したい場合は

 echo "addif 2001:2c0:40b:ffff::1/64 up" >> /etc/hostname6.hme0

とかそんな感じで。


不要daemon停止

実はよくわかってないのでそのうち調べる(ぉ


環境変数

とりあえずこんな感じでPATH通しておく。

 PATH=/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/sbin:/bin:/opt/SUNWspro/bin:/usr/ucb:/usr/ccs/bin
 MANPATH=/usr/local/man:/usr/share/man

Solaris8では /bin, /sbin はそれぞれ /usr/bin, /usr/sbin へのSymLinkになってるので、どっちかでいい。

あと、64bit開発環境にするので、LD関連はこーやってPATH通す。

 LD_LIBRARY_PATH_32=/usr/local/lib:/usr/lib:/usr/ccs/lib
 LD_RUN_PATH_32=/usr/local/lib:/usr/lib:/usr/ccs/lib
 LD_LIBRARY_PATH_64=/usr/local/lib/sparcv9:/usr/lib/sparcv9:/usr/ccs/lib/sparcv9
 LD_RUN_PATH_64=/usr/local/lib/sparcv9:/usr/lib/sparcv9:/usr/ccs/lib/sparcv9

………と思ったら、crleとゆーコマンドでシステム的に設定できるらしい。こんな感じ。

 # crle -l /usr/local/lib:/usr/lib:/usr/ccs/lib
 # crle -64 -l /usr/local/lib/sparcv9:/usr/lib/sparcv9:/usr/ccs/lib/sparcv9

コンパイラ

Solarisには開発環境が付属しないのでなんとかしないといけない。package突っ込めばいいんだけど、せっかくなので全部手元でbuildする方向で。

とはゆっても一番最初はpackageに頼るわけだが。SunONE CompilerCollectionとゆーSunのコンパイラがあって、こいつはアップグレード価格で数万円するわけだが、60日の試用期間がもらえるため利用させてもらう。gccがいやになったらこいつを買ってしまえ。他の商用コンパイラと比較すると安いほうだと思う。

SunONE CCのインストールについては割愛。丁寧な日本語インストール手順書があるのでそれに従えばいい。ありがとう、Sun。

で、/opt/SUNWspro/bin/cc が利用できるようになったら、gccをコンパイルする………ために必要なGNUmakeをコンパイルする。

 CC=cc
 CFLAGS=-xarch=v9

な環境で ./configure;make;make install するだけ。gzipとtarが何もしなくても使えるのはありがたい。ちなみに /usr/ccs/bin/make もそれなりに有用なので、/usr/local/bin/make は gmake にrenameしておくといいよーな気がする。

でgccのコンパイルに入る。2003年12月現在での最新版は3.3.2。gcc3系に安定版なぞ存在しないので最新を使う(ぉ

てけとーなディレクトリで

 > gzip -dc gcc-3.3.2.tar.gz | tar -xvf -

して

 > mkdir gcc332-32bit
 > cd gcc332-32bit

して

 > ../gcc-3.3.2/configure --enable-languages=c

して

 > gmake bootstrap

する………と、コケる。CFLAGSの -xarch=v9 を外しておこう。

 > su
 # gmake install

で、32bitバイナリのgccが作成できる。今度はこいつを使って64bitバイナリなgccを作成する。ちなみに32bitなgccはdefaultで32bitなバイナリを、64bitなgccはdefaultで64bitなバイナリを吐くので注意。

環境変数をgcc用に再設定する。

 CC=gcc
 CFLAGS=-m64 -O -pipe -s
 LDFLAGS=-s

な感じで。

で、さっきtarballを解凍したディレクトリで

 > mkdir gcc332-64bit
 > cd gcc332-64bit
 > ../gcc-3.3.2/configure --enable-languages=c
 > gmake bootstrap

する………と、コケる。CFLAGSを見ていないときがあるようだ。しょーがないので

 CC=gcc -m64
 CFLAGS=-O -pipe -s
 LDFLAGS=-s

こんな感じで再度ちゃれんじすると完了する。rootになって gmake install しておこう。


以下続刊