Last-Modified: Mon, 03 Apr 2023 03:42:09 JST
フィードメーター - さかにゃ日記

さかにゃ日記

-- 2002年4月21日分 --
  • あなたはこの日記にアクセスした18,132,739人目のお客様です………けどRSSの普及によりもうあてになりません(ぉ
  • 本日は26,765人目ですね。あなたはこれまでに1回いらっしゃいました。
  • この日記の最新版はこのあたりで読めるようです
  • この日記の更新時間はここから所得してください。
  • RSSはこちらかもしくはこちらから所得してください。後者には日記全文が含まれています。
  • 各種検索エンジンより来られた方は、こちらの日記内検索を利用することでお望みの情報がみつかるかもしれません。
  • 見つからなかったらごめんなさい :-p
あわせて読みたい

さかにゃ日記 Information(臨時連絡):

現在臨時連絡はありません。 まぁ暇なときでかまわないので、 一度くらいは通常のInformationをご覧ください。


この日記中のamazon.co.jpへのリンクはアソシエイト・プログラムが適用されています。

最近さかにゃ日記経由でAmazonで発注していただいた商品リスト


2002/4/21(Sun) [n]

%5 FIVA206VLにFreeBSD5.0-DP1を入れて幸せになろう

ここ数日ずーっとやってきたことのオレメモ。 オレ専なのでわかりにくいかも(ぉ

ちなみに、FIVAのBIOSは最新(AS2Q3A27)にしてある。

_ 参考ページ
_ インストール

とりあえずは、FreeBSD ProjectからISOイメージを落としてくる。 ISO-IMAGES-i386/5.0-DP1-install.iso とゆーのがそれ。 同じくdisk2ってのがあるけど、きっとpackages集だろう。無視(ぉ

で、あたしはFIVA用のCD-ROMドライブを用意してないわけだけど、 bootableなFDDは持ってるし、何よりFIVAはNIC内蔵なので問題なし。

Windows上のdaemon toolsでISOイメージをマウントしてboot FDを作成、 そのあとSerikaにISOイメージ転送してvnconfig経由でmount、 anonymousFTPで /pub/FreeBSD/5.0-DP1/ あたりから参照できるようにしておく。

あとはふつーにFDで起動してFTPインストールするだけ。

_ そのまえに

ハイバネ領域を作成しておく。 Windowsだとハイバネ用の領域はファイルシステム上に単独ファイルとして用意されるわけだけど、 FreeBSDだとそーゆーわけにもいかんので。

まぁ、要するにslice切ってやればいいのね。 メモリダンプを落とす領域なんで最低でも実メモリと同容量のサイズ。 うちのYukinoたんは256MB実装してるけど、 そのうち16MBはCrusoeが使うので、実領域としては240MB。 まぁ、256MBでslice切っとけば問題ないでそ。

FIVA10xの頃は先頭から8GB以内にないとダメだったみたいだけど、 今はそーゆー制限はなし。

さて、どこに作るか。 現行で、da0s1(hda1)にNTFSなWindows2000のシステム領域が、 da0s2(hda2)に拡張領域が切ってあって、データドライブが割り当てられてる。 一方、FIVA20xにはH/WによるOS切り替えスイッチなんてものが実装されて、 こいつを切りかえることで、Active領域が da0s1 と da0s3 の間で行ったりきたりするようになってる。 そーなると、 da0s3にFreeBSDを導入したくなるのは当然ってもので、 結局ハイバネ領域は4番目のprimary partitionに導入することに。

ま、ふつーに領域確保して、ラベルを0xA0(160)にしとけば問題なし。 フォーマットしないと使えないけど、 それはまたあとで。

_ インストール続き

ふつーにbootFDから起動してふつーにFTPインストール。ノートラブル。つまらん

_ ハイバネ領域フォーマット

DOSからフォーマットできるphdiskなんてアプリもあるようだけど、 岩崎さん作のphformatとゆーやつを使ってみる。 http://people.freebsd.org/~iwasaki/apm/phformat.c にソースがあるのでこいつをもらってきて、

gcc -o phformat phformat.c

とかてけとーにコンパイル。 あとは実行してやれば、phformat.dump とゆーファイルがカレントディレクトリにできるので root権限を得てから

cp phformat.dump /dev/ad0s4

とか直接コピーすればおっけー。

ちなみにこのdumpファイルは当然のことながらハイバネ領域と同じだけのサイズを持ってるので、 実行する際には空き容量に注意 :D

_ パッチ適用, kernel再構築

同じく岩崎さんが、FIVA用のパッチを作ってくれてるので、 この辺から落としてくる。 acpi関連のパッチは既にマージされてるので、 fiva-hoge.diffだけでいい。 今回は fiva-5.0-DP1.diff になるね。 *1/usr/src/sys あたりで

patch -p < fiva-5.0-DP1.diff

とかまぁてけとーに。 DP1用パッチなんで問題なく当たるはず。

で、kernel configとか。 /usr/src/sys/i386/conf あたりで GENERIC を YUKINO とか名前つけてコピーして書き換えましょ。 この辺はふつーのkernel再構築と同じなんで省略。 FIVA特有のパラメータとしては

device		pcm

を追加しておくとそれだけで音が鳴る………らしい < まだ鳴らしてない

options		PSM_HOOKRESUME
options		PSM_RESETAFTERSUSPEND

を追加しておくと、サスペンドから復帰した際にmousedが凍らなくなる。 ただし、前述の岩崎さんパッチ必須。

あと、5.0から hoge.hints なんてファイルが存在してるようで。 これも GENERIC.hints を YUKINO.hints とかコピーして編集しよう。 YUKINO内でYUKINO.hintsを読み込むように記述しておくことは忘れないように。 以下、修正個所。
追加分

hint.fdc.0.disabled="1"
hint.sio.1.disabled="1"
hint.ppc.0.disabled="1"

修正分

# hint.sio.0.irq="4"
hint.sio.0.irq="0"

削除分

# hint.pcic.1.irq="11"
# hint.pcic.1.disabled="1"

で、これで再構築をはじめると、 make時に ohci 付近で WARNING 吐いてこける。 まぁ、所詮 WARNING なんであまり気にせずに

make -DNO_WERROR

とかやって再構築完了させる。ひょっとしたら20020420なパッチだと出ないかも。

_ シスパラ変更

まず、IDE-HDDのwrite cacheを有効にする設定を。 /boot/loader.conf に

hw.ata.wc=1

と書いておく。

あと、PCcardスロットとCFスロットに同時にカードを刺すと、IRQがかぶって正常に動作しなかったため、 /etc/rc.conf に

pccard_flags="-i 3 -i 7"

を追加。

最後に、acpi関連記述を/etc/sysctl.conf に

hw.acpi.cpu.performance_speed=8
hw.acpi.cpu.economy_speed=8
hw.acpi.lid_switch_state=NONE
hw.acpi.standby_state=S4
hw.acpi.suspend_state=S4
hw.acpi.power_button_state=S4
hw.acpi.sleep_button_state=S4
hw.acpi.thermal.min_runtime=300
hw.acpi.battery.info_expire=30

これでLongRunとacpiのCPU制御がダブったりしなくなったり、 Fn+F3で寝るようになったり電源スイッチで寝るようになったり、 その他不具合を解消したりとそーゆー感じ。

ここまでやったらrebootしましょ。

_ 無線LANカード

BUFFALOのWLI-PCM-L11GPを使ってるわけだけど、 こいつは刺すだけで問題なく認識する。 ただ、無線特有の設定を手動でやるのはめんどくさいんで、 その辺を自動化。

"MELCO" "WLI-PCM-L11"で認識してくるようなので、 /etc/pccard.conf を作成し

# BUFFALO WLI-PCM-L11GP
card "MELCO" "WLI-PCM-L11"
	config	auto "wi" ?
	insert	/etc/wi_start.sh $device
	remove	/etc/pccard_ether $device

とかしておく。 で、/etc/wi_start.sh に関してだけど、 無線関連の設定が全てifconfigで行えるようになってるので、

#!/bin/sh
/sbin/ifconfig $1 media DS/11Mbps  channel 7 \ 
 ssid XXXXXXXX  wepmode on \ 
 wepkey 0xXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
/etc/pccard_ether $1 start

とか書いておけば問題なし。 channel番号とかssidとかwepkeyとかは自分の環境に合わせて。 wepkeyを平文で記述することになるんで、permissionに注意しておこう。

あとは /etc/rc.conf に

pccard_ifconfig="DHCP"

とか記述があれば刺すだけで使えるようになる。便利。

_ XFree86

実はあたしXってほとんどいじったことないのよね。 まともに使うのは今回がはじめて(汗;;

とりあえずインストール時にpackageで4.2.0が導入されるので そいつをそのまま使うことに。

ただ、xf86cfgが起動しない罠。 このへん、だいぶめんどくさくなってたんで、 T.ogasawaraさんトコからXF86Configをもらってくるとゆーせこい技を使うことに。 ちょこちょこっと修正して こんな感じに。英語キーボード用な。

で、起動しようと xinit とかやっても、「ログ開けねーぞゴルァ」(意訳)とか怒られて起動しない。

Cannot open Log File /var/log/XFree86.0.log 

だったかな、確か。間違ってたらごめん。 root権限だと問題なく起動するんで多分setuid関連だろうと推測。 30分ばかし悩んでIRCとかでまわりの環境を確認してみたところ、 /usr/X11R6/bin/XFree86 に +s してやることで解決。 これで正しいのかどうかはわかんないけど、動いてるんでいいか(ぉ

追記:
ports/x11/wrapper を入れる,というのが,正しい解らしい。

_ GKrellM + GKrelLongRun Plug-In

藤田さんがGKrellM用のCrusoeLongRun Plug-Inを作ってるので、 ありがたく利用させてもらう。 このへん

とりあえず、GKrellMのインストール。portsがあるので ports/sysutils/gkrellm/ あたりからインストール。 ただ、こいつは日本語環境だとアレがソレなので、 NLSを無効にするといいらしい。 Makefile の 56line あたりに

${GMAKE} install enable_nls=1 LOCALEDIR=${PREFIX}/share/locale

とかあるので、この enable_nls=1 を削除しておく。

つぎに GKrelLongRun . 藤田さんは FreeBSD ports も用意してくれてるので、 こいつを使う。 ………とゆーか、ソースから home directoryに導入すると、 Plug-Inが認識されなくてはまる(汗;;

つーわけで http://www.fjts.org/~m/Soft/GKrelLongRun/ports-gkrellongrun-0.6.1.tar.gz を落としてきててけとーなところで解凍してふつーにports install. ただ、fjts.org は今はアクセス不可なので、 Makefileの MASTER_SITES を www.fjts.org に変更しておく必要がある。

make fetch MASTER_SITES=http://www.fjts.org/~m/Soft/GKrelLongRun/

でもええのんかな。 portsからインストールする場合は GTK_CONFIG は気にしなくてもいい。

あとは、ふつーに gkrellm を起動したら、 plug-inにgkrellongrunが認識されてるので、それで設定すれば問題なし。 GUIでLongRunの設定変更もできて便利だ。

ちなみに、コマンドで設定する場合は

sysctl hw.crusoe.longrun=[0-3]

な。0から順にMini-frequency, economy, performance, Max-frequency

_ その他

WindowMakerとかcannaとかkinput2とかktermとか全部portsから導入。 あと、MozillaとかXchatとか。

あと、P-in memoryは GENERIC MODEM として問題なく認識されたので、 ppxpとかportsで入れてqdialでてけとーに設定。うごいた。

_

………こーやって書きだしてみると、 なんで何日もかかったのかわからんな(汗;;

_ 追記

忘れてた。Xchat上でkinput2を起動すると、 フォーカスの奪い合いが発生して使い物にならないんで、 ~/.Xresouces に

Kinput2*OverTheSpotConversion.UseOverrideShellForMode: True

と記述しておこう。

_

まぁあれだ。 4.5Rの頃はacpiが全然ダメだったし、 PCcardスロットとCFスロットが同時につかえなかったし、 はっきり言ってカナーリダメだったけど、 5.0ではそのへん全然問題なし。幸せになれるね。


*1:……と思ったら、fiva-5.0-DP1-20020420.diff なんてものが出てる。やられた(汗;;


以上、1日分です。


captured by [さかにゃ] [天野] [クリップ] [栞] [あゆあゆ] [日記バード] [御剣] [nAntenna] [さおりな] [萌黄] [萌黄] [SDB] [SDB] [ヒナノ] [みさき] [南さん] [Read List] [Read List] [みさみさ] [タク] [ヲレ] [つゆだく] [すみれ] [すみれ] [さざなみ] [ひでと] [ダメ] [読んでます] [Serching] [LCR's] [ソリトン] [妄想] [鞠絵] [とがわ] [秋葉] [わ(略)] [ろーかる] [ろーかる] [ろーかる] [あまね] [大空寺] [あくあ] [あくあ] [Ant] [ぷち] [偽善者] [偽善者(全部)] [偽善者(mini)] [いいんちょ] [markun] [NANA] [徒然] [ゆきとさん] [ゆきとさん] [だいばーしてぃー] [片桐雅代] [絆] [とりとめない] [親分] [早期警戒] [早期警戒] [あかりん] [あかりん] [くびわ] [Geiger] [猫耳めいど] [ほ〜り〜] [ひらひら] [LayserV2] [知佳] [naneyHUB] [とりがら] [はるかぜ] [#日記者:*.jp] [ぽっぺん] [雲丹] [あると] [あると] [ひらひら] [halchan] [U-Type21] [らんどすけーぷ] [ぴかにゃん] [ものみやぐら] [名無し] [花咲] [のが] [なつみ] [menchi] [burn] [Pick] [うにょん] [わっちりんく(す)] [あんてな。] [どひゃ] [ふぃーるど] [ぽぽぽ] [しっぽ] [ビビット] [HoLY] [しのぶ] [紗希音] [紗希音]
Prev 2002/4 Next
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
もっと古いログ
おさかなリンク:
[information] [power] [OPG] [用誤集]
[さかにゃんてな] [検索くん] [tech-memo]
[セキュリティ関連サイト更新情報チェッカ]
Hyper Estraierによる日記内検索

[検索tips]

[dynamic,style:osakana,cache:off]
Powered by Tomsoft Diary System 1.7.3 [TDS]

Copyright(C) 2002 おさかな <osakana@chinmai.net> All rights reserved.

back